Backdoor Hepatologist in Iowa

アイオワ大学消化器肝臓内科医師のブログ 内視鏡から肝臓移植まで色々と取り扱ってます

紹介の文化とお酒の話

週末はまた雪。子供らと雪合戦などを楽しむ。雪かきでは融雪剤の威力に驚嘆。

一昨日の外来の話。消化器以外の病歴が長くかつ複雑な経過をたどっているのに、腹部超音波のレポート1枚(脂肪肝・肝腫大・腹水あり)だけFaxしてきて、肝腫大の鑑別してください、というOutside hospitalからの紹介。結局は問診のやり直し(およびそれに付随して不足する医療情報などを先方に再度FAX頂くよう御依頼)や診断的腹水穿刺も行った結果、コントロール不良の右心不全によるCongestive hepatopathyだった。日本の患者紹介と文化の違いを痛感するのに適切なケースといえる。

アルコール肝障害の患者が多く、”俺は(あたしは)飲んでない”という患者もまま遭遇する。自分の英語でのコミュニケーションの至らなさもあり、誰がうそを言っているのか見破るのはなかなか難しい。もちろん同意の上だが、疑ったらアルコールを尿検査でスクリーニングするのが当然の文化なので、それに頼ることもある。特にethyl glucuronideが調べられるので外来前日だけ酒を抜いてきた患者に突きつけることができるので便利(?)。なんだか海の向こうの芸能人の話のようですね。

そういえばカナダにいたころCold turkeyという言い回しを聞いたときは何のことかわからず、患者に聞いてしまったことを思いだした。まさか酒飲んでないことを指す単語とは想像もつきませんよね。